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皆さんこんにちは!
株式会社長川原金属、更新担当の中西です。
~“唯一無二”の金属製品の世界✨~
機械・自動車・船舶・ロボット・農機具・産業装置……。
私たちの身の回りにあるアルミ部品の多くは、「砂型鋳造(すながたちゅうぞう)」と呼ばれる製造方法で作られています。
砂で型をつくり、そこへ溶けたアルミを流し込む──。
一見シンプルに聞こえる工程ですが、その裏には 数十年の経験でしか身につけられない繊細な技術と感覚の世界 が広がっています。
今回は、砂型アルミ鋳造の魅力、工程、技術、温度管理、品質管理、職人のこだわりまで、3000字以上のボリュームで深く解説します
砂型鋳造とは、砂でつくった型(砂型)に溶けたアルミを流し込み、冷やして固めて製品を作る方法です。
特徴は
小ロット生産に強い
複雑な形状に対応可能
型のコストが安い
大きい製品も鋳造できる
試作品づくりに最適
鉄より軽く、加工性も良いアルミは、現代製造業の欠かせない素材です✨
砂型アルミ鋳造は、大きく6つの工程で成り立ちます。
砂型の原型となる「模型(パターン)」を作ります。
材質は木材・樹脂・金属など。
模型は完成品より “収縮分” を大きく作る のが特徴。
アルミは冷えると収縮するため、これを見越した技術が必要です。
木型は職人の腕が如実に出る世界。
ミリ単位の誤差も許されません。
砂と樹脂を混ぜて固める造型作業。
砂型の種類
フラン砂型(フラン鋳造):強度が高く、加工しやすい
自硬性砂型:熱を加えず化学反応で硬化
グリーン砂型(水分を含む砂)
職人が、模型を使って砂型を固め、内部に空洞(製品形状)を作っていきます。
ポイント
砂の締め固め
中子(コア)の位置精度
離型剤の塗布
ガス抜き(ベント)処理
この工程の精度が、そのまま製品の品質に直結します
中子とは、製品の内部の空洞を作る“砂の塊”。
アルミ鋳造では欠かせない工程です。
中子の強度
砂の粒度
割れやすさ対策
樹脂とのバランス
ここも職人の知見が必要。
炉でアルミを約700℃前後まで溶かします。
温度管理が極めて重要
低すぎる → 流れ不良
高すぎる → 酸化・ガス巻き込み
温度ムラ → 肉厚不良・鋳巣発生
アルミ溶湯の表面には“湯かす(酸化膜)”ができるため、丁寧に取り除きます。
溶けたアルミを砂型へ流し込みます。
砂型は耐熱性が高く、アルミが一気に流れても破壊されません。
注湯で重要なのは
注ぐスピード
角度
湯口の位置
ガスの逃げ道
湯回り
ひとつでもミスがあれば、
巣(気泡)
欠肉
割れ
焼き付き
寸法不良
が起こります。
注湯は“経験値の塊”と言われるほど、技術差が出る工程です
冷却後、砂型を壊してアルミ製品を取り出します。
その後
バリ取り
研磨
ショットブラスト
寸法検査
表面仕上げ
機械加工
などを行い、ようやく製品が完成します。
鋳造は「完全に同じ条件」の再現が難しい職人技の世界。
だからこそ、経験とノウハウが必要です。
主な不良
ガス巣
湯じわ
冷却むら
収縮巣
焼付き
割れ
中子割れ
欠肉
職人はその原因を装置ではなく “肌で感じ取って判断できる” のです。
唯一無二の製品が作れる
試作品に強い
複雑形状も対応可能
大型部品に対応
熟練技術が価値になる
職人の感覚が生きる世界
鋳造は“金属を操る魔法の技術”。
そして砂型鋳造はその中でも、最もアナログで、最も奥が深い製法です。
株式会社長川原金属では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
当社は小ロットでニッチな部品の鋳造を得意としており、毎日違うものを造っているため日々の業務は変化があり、モノづくりが好きな方には楽しんでいただけると思います。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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