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第13回砂型アルミ鋳造雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社長川原金属、更新担当の中西です。

 

本日は第13回砂型アルミ鋳造雑学講座!

今回は、図面の重要性についてご紹介♪

 

砂型アルミ鋳造は、複雑形状中空構造部品製造するられる技術です。この工程では、製品設計図面に、鋳造模型(パターン)鋳型作成ます。そのため、設計図面から鋳造図面正確書き出しが、製品品質生産効率大きな影響ます。


1. 図面書き出し役割重要性

鋳造図面書き出しは、設計意図製造現場正確伝えるため重要プロセスです。この工程では、鋳造収縮加工余裕、流れ凝固特性考慮て、模型鋳型設計行います。図面精度不足いると、鋳造欠陥寸法不良発生し、作業納期遅延原因となります。


2. 図面書き出しチェックポイント

  • 収縮考慮アルミ合金鋳造では、冷却時に収縮ます。これ補正するために、図面適切収縮加味する必要あります。

  • 加工余裕設定鋳造後に機械加工行う場合、加工余裕確保することで、最終製品寸法精度保証ます。

  • 流れ凝固解析鋳造流れ凝固挙動予測し、欠陥発生防ぐため設計行います。

  • 抜き勾配設定鋳型から製品取り出す抵抗減らすため、適切抜き勾配設けます。


3. 図面精度もたらすメリット

  • 品質向上正確図面基づく鋳造は、欠陥発生抑え、製品品質向上ます。

  • 生産効率改善図面精度高いと、試作回数修正作業減少し、生産効率向上ます。

  • コスト削減不良削減作業回避により、製造コスト抑えることできます。


4. 図面書き出し精度高めるため取り組み

  • 3D CAD活用3次元設計ツール用いることで、複雑形状設計干渉チェック容易なります。

  • 鋳造シミュレーション導入流れ凝固挙動事前解析し、欠陥予測対策行います。

  • 標準化マニュアル整備図面書き出し手順チェックリスト標準化し、作業一貫性精度確保ます。


図面精度鋳造成功左右する

砂型アルミ鋳造において、図面書き出し製品品質生産効率決定づける重要工程です。設計製造現場密接連携し、正確図面作成・共有することで、鋳造プロセス全体最適化可能となります。図面精度向上は、企業競争強化直結する重要取り組みです。

 

 

 

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